悩むと悩みの一日

 昨夜37.7℃あった熱は今朝は37.2℃。仕事にいけない熱ではないが、医者へ行ってから遅刻して行く旨を伝えたら……「今日から別の人が来るというから……」聞いていないよ。そんなこと。M氏がまた勝手に…… 「来週からもIさんが来てくれるって言うし……」 仕事に段落がついたから、鮎川はいらなくなったのではないのですか?
 結局、来週荷物を取りに行くことになり、薬でも飲んで寝ようかと布団に入っていたら…… 母親K氏から、祖母M氏が緊急入院でR病院へ搬送されるメールが到着。
 「行った方が良い?」と聞いたら「タクシー使っても良いから来て」とのこと。父親M氏と一緒に行こうとしたら、不在。自転車もない。
 仕方がないので、一人でタクシーを呼んで、R病院へ。
 祖母M氏の様態はかなり悪いようで、搬送されてきてから目を開けないとのこと。心電図をとってはいないが、心筋梗塞の疑いがあるということ。年齢も年齢、102歳なので、覚悟は出来ているとは言っても、今日明日と言われると心の準備は出来ていない。
 来週末のライブはどうなるのかと一瞬頭をよぎった親不孝な鮎川。どちらをとっても後悔しそう。
 祖母M氏はショートステイ先から直接搬送されてきたので、荷物はショートステイにある。母親K氏はその場を鮎川に託して、ショートステイと家へ入院に必要な物を取りに行った。
 個室の病室で祖母の側に座って寝顔を見ているしか出来ない自分の無力さ。
 2時間ほどで母親K氏が父親M氏と一緒に来た。昼食も取っていなかったことに気がつき、母親K氏が買ってきてくれたパンを休憩所でもそもそと食す。
 病院は陰の気がただよっているので、鮎川のように病気持ちの人間が長い出来る場所ではない。だんだん具合が悪くなっていく。
 洗濯をしたい母親K氏と一緒に家に帰ることに。その場に父親M氏を一人残して。大丈夫なのかと不安はあったが、本人が大丈夫というのだからそうなのだろう。
 車の中でぐったり。家に帰ってぐったりしようとしたが、洗濯の手伝いなどをしていたら、寝る機会をのがしてしまった。
 18:00過ぎに仕事が終わりメールを見た弟R氏から電話が入る。見舞いに行くが何時までなのか、と聞いてきたので20:00までだと教えてあげる。説明もしたいということで、母親K氏と一緒にまた病院へ行くことに。
 だんだん体力が奪われていく……
 病室には眠る祖母M氏。少しの間手を握っていたら目を開けて握り替えしてくれた。嬉しい。鮎川の顔を触ろうとしてくる。
 そこに弟R氏到着。手を握ってあげてと言って、場所を変わる。搬送されてきた時のカルテを弟R氏に診て貰う。年齢もあるしこれくらいしか書けないんだよ、と言われた。
 明日は姉A氏が東京からやってくるので、時間をあわせて伴侶のC氏も連れてきれくれるとか。
 鮎川と母親K氏は14:30からクリニック。これだけは外せない。薬がなくなったらパニック状態になって眠れなくなる。
 祖母M氏の事と仕事の事でストレスが溜まっている今の状態はかなり悪いだろう。